そろそろ「年賀状」卒業しませんか?
「毎年の宛名書きが辛くなってきた…」 「ハガキ代も上がったし、LINEで済ませたい」 「でも、いきなりやめるのは失礼?」
そんなモヤモヤを抱えたまま、今年も年賀状を買おうとしていませんか? 実は今、全世代的に**「年賀状じまい」**が加速しています。決して薄情なことではなく、これからの人間関係をよりスマートにするための「前向きな整理」なのです。
この記事では、相手に失礼にならず、むしろ好印象すら与える**「最後の年賀状(終活年賀状)」の書き方と、そのまま使える文例**を紹介します。
1. 年賀状じまい、いつ切り出す?
一番スムーズなのは、**「2026年の年賀状(今回送る分)に書き添える」**方法です。
何も言わずに突然やめると「何かあったのか?」と心配されたり、「私だけ切られた?」と誤解を生む原因になります。 **「今年で最後にします」**と宣言することで、自分も相手もスッキリと翌年からやめることができます。
注意点: 相手が年賀状を用意する前(12月上旬まで)に届く「寒中見舞い」などで伝える方法もありますが、今回は最も一般的な「最後の年賀状で伝えるパターン」を解説します。
2. 【そのまま使える】年代・理由別 文例集
「なんて書けばいいか分からない」という方のために、コピペOKの文例を用意しました。 ポイントは、**「誰か特定の人だけでなく、全員に対してやめる」**と強調することです。
パターンA:【高齢・健康理由】(60代・70代~向け)
もっとも角が立たない、鉄板の理由です。「寄る年波には勝てず」というニュアンスを出しましょう。
文例: 誠に勝手ながら 本年をもちまして 皆様への年賀状による年始のご挨拶を 控えさせていただくことに致しました
寄る年波を感じるに至り 筆をとるのが難しくなってまいりました 今後は電話やメールにて 近況をお伝えできればと存じます
長きにわたり温かい賀状を賜り 本当にありがとうございました 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
パターンB:【時代の変化・SDGs】(40代・50代・現役世代向け)
スマホの普及や環境配慮を理由にする、スマートなスタイルです。
文例: 近年のデジタル環境の普及に伴い 誠に勝手ながら どなた様にも年賀状によるご挨拶は 本年をもちまして 最後とさせていただくことに致しました
今後はLINEやSNSにて 変わらぬお付き合いをお願いできれば幸いです (LINE IDやQRコードを載せると親切です!)
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
パターンC:【シンプル・一斉廃止】(全世代共通)
理由は詳しく書かず、「区切り」であることを伝えます。
文例: 私事ではございますが 還暦(または古希、定年など)の節目を迎え 本年をもちまして どなた様へも年始のご挨拶状を ご遠慮させていただくことと致しました
非礼を深くお詫びいたしますとともに 今後とも変わらぬお付き合いのほど お願い申し上げます
3. 「LINE」への移行をスムーズにする技
年賀状をやめる=縁を切る、ではありません。 これを機に「LINE」で繋がっておけば、年賀状よりも気軽に、写真付きで近況報告ができるようになります。
QRコードを貼る: 自宅のプリンターで自分のLINEのQRコードを印刷して貼り付けるのが一番確実です。
IDを記載する: 検索できるようにIDを載せておきます。
「今後はSNSで!」と書く: InstagramやFacebookをやっている場合はそちらへ誘導するのもアリです。
4. やめて良かった!意外なメリット
実際に「年賀状じまい」をした人からは、こんな声が届いています。
「年末のストレスが消えた」:宛名書きや一言コメントに悩む時間がゼロに。大掃除や旅行に時間を使えるようになりました。
「本当に大切な人とだけ繋がれた」:義理で出していた関係が整理され、本当に連絡を取りたい人とはLINEで密にやり取りするように。
「節約になった」:ハガキ代85円×枚数分のコストが浮き、その分でお正月の料理を豪華にできました。
まとめ:終わりは新しい始まり
「年賀状じまい」は、決して寂しいことではありません。 形式的なやり取りを卒業し、「自分らしい形」で人付き合いをリスタートさせるチャンスです。
2026年のお正月は、こたつでゆっくりしながら、スマホで「あけおめ」と送ってみませんか? きっと、今まで以上に心のこもったやり取りができるはずですよ。

